宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

凡そ社会的地位の無い30代男性が小説家を目指す為のブログ

底辺が蓄える500円玉貯金について。

大体毎日が地獄のダンスホールな、宮園クランです。







お金欲しい。それではご覧ください。


本題に入る前のひとり言。

自惚れだと取られればそれこそ杞憂に過ぎないのですが、ともかく。近頃想うに、一部の方々からの評価が高過ぎる事に驚きを隠せません。絶賛までとはいかないにしろ、褒めたり仲良くしてくれる聖人の極みな方々がたくさんいます。星を投げてくれたり、いいね押してくれたりだけでも、充分過ぎる救いに他なりません。でも私が、本質としての人間性においてそこまで立派じゃないのをご存知なのでしょうか。むしろ屑ですぜ、はっきりそう断言出来る。汚くて醜悪な要素がオンパレードな害悪のバーゲンセールでしかないのに、何故そうも良くしてくれるのか謎です。その部分をほんの少しだけ出すならば、例えば今でいくとお盆の間は滑りやすいと聞いて、自分が滑らずにいる状況ありきではありますが、うっかりころんだ人間を嘲ってる最低の屑なのに(懇意にしてる方はその枠に入らないながらも)かといって仮にも嫌われたり離れられたりするのは何よりも嫌で嫌で嫌過ぎて、考えるだけで気持ちが沈んで鬱屈になる綿菓子よりも溶け易いクソザコメンタルなんだから、本当にタチが悪いというか。。こじらせているのでしょうね。うん、忘れてください。ならば書いたり公表するなよって話ですが、一応これだけは分かって欲しかったのです。



そんなクランでも良いならば、これからもどうぞ宜しくお願いしますです。。。


0.500円玉貯金をしております。

毒を吐き出したのですっきりしたのはさておき、ご存知クランは低収入のモブリーマンなのですが、5月頃より取り組んでいる事がございまして、そうです。いわゆる500円玉貯金という奴なのです。



前回、欲しい物について記事を書きましたが、それとは別に今年の五月頃から開始しました。別に毎日入れている訳ではないのだけれども、それなりに重量感は伴っております。



そして今回は貯金箱である彼女、シル子さん(仮名)と色々したりされたりしてみようと思います。



とりあえず50項目ぐらい試してみました。では、どうぞ。。


1.【入金】


偶然財布の中に500円玉があったので、彼女に食べてもらいます。チャリーン。

2.【確認】


上から彼女の細長い口を覗き込みます。暗い闇が広がっているだけで、何も見えません。

3.【放置】


普段から彼女とは何もコミュニケーションをとりません。500円玉があれば放り込むぐらいで。

4.【挨拶】


ほんの気まぐれで「おはよう」と言ってみました。当然ながら返事は返ってきませんでした。

5.【観察】


注意して目視してみると、鈍い銀色の表面がなんだか艶かしく思えてきました。思わず震えます、ぶるり。

6.【干渉】


「家に来てからもうじき3ヶ月だけど、シル子さんは彼氏とかいるの?」と語りかけるも、無言でした。


あれ?もしかして無視されてる?

7.【交渉】


「俺さ、どうしようもない馬鹿なんだけど。もし良かったら付き合わない?」と語りかけるも、無視は続きます。


だんだん苛々してきます。

8.【哄笑】


不意に馬鹿にされているんだと思って、自分が酷く滑稽になり爆笑してしましました。


「あはははははははは!そうかい、ならばこっちにも考えがあるってもんだ」

9.【小振】


シル子さんの胴体(いやこれどこからどこまでが胴体?)を掴み、上下にゆっくりと振ります。


チャリン・・・・・・チャリン・・・・・・チャリン・・・・・・チャリン・・・・・・

10.【中振】


徐々に振る速度を上げていきます。


チャリン、チャリン、チャリン。

11.【大振】


頭より高く掲げて、そして膝の下まで思いっきり振り下ろします。繰り返し、何度も、何度も。


チャリン!チャリン!チャリン!チャリン!

12.【超振】


遠心力に任せてブンブン振り回します。フィンクスがリッパーサイクロトロンが如く。


(虚空を切る音)

13.【極振】


人知を超えた魔の振る舞いが如く、前に後に縦に横に、無茶苦茶に振り回します。


(摩擦熱で表面が灼ける音)

14.【疲労


久しぶりに運動したので思いのほか疲れました。大の字になって床に仰向けで寝転びます。

15.【披露】


滝のようにどうっと流れる汗。それは男性たる証でもあり象徴でもあって。


「どうだい?俺はシル子さんの為ならここまで頑張れるんだよ!」


ようやく彼女からの返事があったものの、それは予想だにしない内容でした。

16.【辛辣】


『ていうか気持ち悪い。現在進行形でハァハァ喘いでいるのが必死感丸出しでなんか無理』


「え。それってどうゆう意味?」

17.【侮辱】


『そのままだってば。アンタ頭悪いんじゃないの?そのまま理由考え続けて知恵熱起こして神経系全破綻してくだばれよks』


『そもそも今って夏季休暇なんでしょ?引き篭もる以外に別にすることとか無い訳?例えば彼女とか・・・・・・あっ(察し)』


『いる訳ないよねー!だってアンタ大分前にアタシに告ってたし?きん☆もーい!独身男性とか存在している意味あるの?ねぇあるの?』

18.【激怒】


「言わせておけば・・・・・・置物のお前なんかに本気なる訳ないだろ!いい加減にしろ!」


『はんっ。こっちのセリフなんだけど。ていうか埃舞うからこれ以上ガタガタぬかさないでくれる?この不細工』

19.【激昂】


その瞬間、私の頭の中で何かが切れる音が聞こえました。


嘲りの文句を吐く彼女へ向かって、憤りの赴くままに暴力に訴えてしまったのです。

20.【攻撃】


手法:デコピン


結果:爪が割れる

21.【攻撃】


手法:チョップ


結果:小指にヒビが入る

22.【攻撃】


手法:パンチ


結果:拳が砕ける

23.【攻撃】


手法:頭突き


結果:額から血を流す

24.【攻撃】


手法:ヤクザキック


結果:足首が曲がる

25.【攻撃】


手法:真空飛び膝蹴り


結果:お皿がパッカーンってなる

26.【攻撃】


手法:フランケンシュタイナー


結果:ちっちゃ過ぎて技がかけれない

27.【休戦】


何を試しても一向に効果が無いことを悟って、ついに私は攻撃の構えを解きました。


シル子さんといえば、やもや得意げな顔をしながら鼻白んでいるようにも見えます。

28.【和解】


「ていうか俺って最低だわ。乱暴なんかして、ごめん」


『分かればいいのよ。ほら、さっさと手当てしなきゃ破傷風になっちゃうわよ』

29.【和平】


こうして私と彼女の千日戦争(40秒くらい)は無事に幕を閉じました。


拳で語り合ったからか、絆のような何かを感じるぐらいに、距離が縮まった気がします。

30.【条約】


二度とこのような悲劇を生まない為にも、成文化して誓いを果たすことになりました。


(a)宮園クランと銀缶シル子との間の闘争状態は、本件の定めるところによりこの条約が宮園クランと当該貯金箱族との間に効力を生ずる日に終了する。

(b)貯金箱族は、宮園クラン及びその領水に対するモブリーマンの完全な主権を承認する。

31.【歌唱】


争うことになんの意味があるのでしょうか。平和が一番!ラブ&ピース!!


永劫の平穏を願って、メロディに載せて歌いました。近場のジャンカラで(お盆特別料金とかナメんなよ割り増しし過ぎだろボケナス)

32.【睡眠】


超朝方だからか、お昼過ぎには眠たくなってしまいます。


帰宅してから、私は倒れるようにして床に伏したのです。

33.【夢魔


『信じられないくらい愚かで、救いようがないくらい惨めだけど、だからそんなあなたが――』


貌の伺えない、シルエットがおぼろげに囁いておりました。あれは誰だろう?

34.【起床】


うだるような暑さに目を覚まします。窓の淵を見ると、シル子さんは影も形もいなくなっておりました。

35.【驚愕】


「うぇえ?!ちょっ!ええぇえ!?!?!しる、シル子さんどこーーー!どこ行ったーーー!!」


こんなに焦ったのはレンタルビデオ店にビニール傘を忘れた以来でした。焦燥に駆られて、部屋中を探し回ります。

36.【驚嘆】


悲しいかな、とはいえワンルーム。方々の手を尽くしても、シル子さんは見つかりませんでした。


しかし、用をたす為にバスルームへ向かった所、そこには銀色に輝く人の形をした何かがうずくまっていたのです。

37.【擬人】


『こうしてみると、中々どうして普通じゃないの。アンタってよく人から童顔って言われない?』


口調からして、この目の前の××はシル子さんなのでしょう。私は感動に打ちひしがれて言葉を発することが出来ません。


(うわぁー・・・・・・キレイだけどこれ明らかに現実じゃねぇよなぁ・・・・・・ついに俺も狂ってしまったのか・・・・・・ファッションキ●チガイじゃなくてモノホンの仲間入りとか・・・・・・うわぁー)

38.【対話】


『こうして真の姿を現したのはお願いがあってね、聞いてくれる?』


精神異常者に対して語りかける彼女の願いとは、要約すると“寂しい”とのことでした。


『窓際に一人でいるとね、考えちゃうの。あぁ自分はこの世に一人ぼっちで硬貨を喰らい続けるだけの存在なんだーって・・・・・・』

39.【提案】


「具体的にはどうすればいいの?」


『簡単よ。アタシ以外の誰かを傍に置いてくれれば良いの』


アタシ以外の誰か、ね。

40.【思案】


さてどうしたものかと考えます。この場合、何が正解で何が間違なのかを、無い知恵を絞って考えます。

41.【逡巡】


(彼女の言う通り、連日の室内清掃のお陰で雑多だった窓際はきれいさっぱり片付いたといえる)


(そのスペースにぽつんと佇むシル子さんは、それなりに哀愁を帯びているのも確かだ)


(ならば、その隙間を埋めてあげればいい。俺じゃない、俺以外の誰かが)

42.【解答】


「分かったよ。俺がなんとかしよう、シル子さん。」


私は握った右手を握りしめて(骨折したままだったから痛かった)、彼女へと力強く頷いたのです。

43.【微笑】


『本当に?嬉しいっ!ありがとう、宮園さんのこと大好き!』


はち切れんばかりの笑顔を視認した瞬間、視界がブラックアウトし、私は再び眠りから覚めていました。

44.【消失】


シル子さんは元通りになっていました。それと同時に、何も喋らない貯金箱へと元通りになっていたのです。


胸にぽっかりと穴が開いたような、そんな気持ちになりました。

45.【落涙】


頬を伝う一陣の水分は、みるみるうちに川の流れのようにあふれてきます。


私は唇をかみ締めながら、想いました。


(・・・・・・危~~~~ッツぶねぇ!!!よかったー、まともだわ~。狂ってない、よかった!よかった!よかった!)

46.【決意】


このままだとオチがつかないので、ブログ栄えする写真を撮るために、色々考えます。


考えた結果、私はおもむろに服を着替え出しました。

47・【外出】


玄関をくぐる前からもう暑いです。一瞬躊躇するも、PVの為にはいたし方ありません。


でも暑過ぎると蚊が死滅して刺されないからそれはそれで僥倖だなぁとも思ったりしました。

48.【購入】


経済的弱者御用達の、100円ショップの自動ドアをくぐります。


お目当てのものがあったので、迷わず購入しました。


彼女と、この彼に対するお土産の為に、千円札で会計を済ませながら。

49.【帰宅】


クーラーを付け、部屋を冷やす間にシャワーを浴びます。


ていうか今回この記事作成に2時間以上使っているのですが、それはそれで大丈夫なんでしょうかね?

50.【結末】



「シル子さん。これでもう寂しくないね」


彼こと、ゴル太くんを横に並べて、私は得意げに彼女へとはにかみました。


チャリンと、嬉しそうな音が聞こえた気がしました。


終わりに。

茶番が長い(呆れ



お陰で歯医者に行くタイミングを逃してしまったじゃないですか。馬鹿か私は。。。



程よい疲れが後押ししているので、没カットを乱打して今回は終わりにしたいと思います。。。

















本日もお時間をいただき、ありがとうございました。




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