宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

凡そ社会的地位の無い30代男性が小説家を目指す為のブログ

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

潜入!カルト☆教団(その6)

※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 天笑優雅(てんしょうゆうが)。自称(もしくは他称)冥王星より来たりし救世の神を目の当たりにした率直な感想としては、“曖昧”の一言だった。…

潜入!カルト☆教団(その5)

※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 image 週末、土曜日。私はコダイと京都駅で待ち合わせをし、路線を二つ程乗り継いで、目的地へと向かっていた。 「ところで、本日は何故にスー…

潜入!カルト☆教団(その4)

※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 翌日。午後より会社の方針発表会があった。例年、全社員が一堂に会して、それなりに大きな会場を貸し切りそれなりに予算をかけて開催されてい…

潜入!カルト☆教団(その3)

※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 自宅に招き入れ、当たり障りのない世間話を1時間程した後。 「前置きはこの辺にしてな、実はお前に頼みがあって今日来たんだ」 左眼が義眼の彼…

潜入!カルト☆教団(その2)

※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 サウナは良い。 自分の中で胸を張って“趣味”だと言えるようになったのは凡そ1年ほど前から。歴が浅いので通ぶるつもりはさらさらないのだけれ…

潜入!カルト☆教団(その1)

※これは事実を元にしたフィクションです。登場する個人名・団体名などはすべて架空のものなのでご留意ください。 4月某日。夏かと錯覚するほどに暑い気候。雲一つない快晴の青空とは対照的に、私の心中は鬱屈とした漆黒で埋め尽くされていた。 「金が……金が…