宮園クランがなんやかんやで小説家になるまでのブログ

凡そ社会的地位の無い30代男性が小説家を目指す為のブログ

ほぼノンフィクション

君は名古屋風俗のぶっ壊れ度合いを知っているか。

なんだか分からないけどすっごく親しみを込めた行動をしてくる反面なんだか分からないけどすっごく憎しみを感じる人間がいて紆余曲折あってついに仕置を為せるタイミングが生まれて具体的にはその人間が気絶一歩手前まで空腹に陥った直後たこの代わりにビー…

滅紫の彼女【後編】

【前回までのあらすじ】 ・マッチングアプリで女性と知り合い、実際に会った後、流れで彼女の家に行く事になった。 www.miyazono-9ran.work www.miyazono-9ran.work 前編と、それに中編とを挟んで、いさかか引っ張りすぎた感が否めないので、もうここはある…

滅紫の彼女【中編】

【前回までのあらすじ】 ・マッチングアプリで女性と知り合い、実際に会うことになった。 www.miyazono-9ran.work 地下鉄四条駅から地上に出て北へ、暫くしてから見えてくる蛸薬師通りを東へ折れて少しすると、ビアガーデンと居酒屋を足して2で割ったような…

滅紫の彼女【前編】

残すところあと半年もすれば32歳になってしまう、加えてもう10年近く彼女がいない事を危惧してか、焦った僕は停滞する実情に一石を投じて波紋を起こす為の計画を、ついに実行するに至った。 巷で流行の、いわゆるマッチングアプリである。 学生自分、ゆきず…

メロンソーダの味は苦い【後編】

前置きというか、前回までのあらすじ。 身の丈に合わない、身の程を弁えない、そんな退廃的な行為に臨もうと、僕は10円ゲームを商いとする店へと足を踏み入れたのだった。 www.miyazono-9ran.work そもそも10円ゲームは何かと言うと(これは当時の僕には這入…

メロンソーダの味は苦い【前編】

二十年近く昔のことになって恐縮なのだが、誰も彼もがそうであったように、僕もその頃はもれなく子供だった。 精神的にと問われたならば、胸を張って首肯できないにせよ、肉体的には小学5年生のそれだったと思う。 11月の初旬だったと記憶している過去の午後…

Slash Happy OutsidereS

自慢じゃないが、僕は生まれてこの方一度も【幽霊】やら【妖怪】やら、そんな類の異能というか怪異に遭遇した経験が皆無である。 誰かが言った。「心が汚れているものには〝見え〟ないし〝感じ〟れない」と。 その言葉通りに、成人していく過程の中でギャン…

だからもう僕は二度とキャバクラへ行かない。

蝉の鳴き声がかすかに聴こえて来るものの、少し肌寒くなってきた初秋の夕方、たまたま早く仕事が終わった僕はNに電話を掛ける。 「早く仕事終わったしスロ行かねぇ?」 「奇遇やな俺もやわ。難波でえぇか」 おkと返事をし、関西圏有数の繁華街で落ち合う。…