「あっと言うまにお休み終っちゃったよ」「なら次はいっとでも言ってみるか?」、宮園クランです。
敗北者じゃけぇ(言いたいだけ)それではご覧ください。
歯医者に通うことになったのです。
これは正に今なお現在進行形であり、第一次と称した一連がようやく一段落した為、なんとなく記事にしてみようと思ったのはさておき。
目下のところ、クランは歯医者に通っております。
約6年ぶりくらいに、通っておりますのです。。
本来ならば、もっと早い段階で治療に専念しなければならないのに、依存症特有の金が無いから+痛み止めで乗り切れのスタンスでもって、誤魔化し×2やっておりましたが、とうとうそのツケを支払うことになりまして。。。
・・・・・・とはいえ、スロット禁止していなかったら続けて通う資金すら無い位に素寒貧だったのでしょうし、この点は本当にやめ続けていてよかったと思います。
んじゃま、例のごとく物語風につづっていきましょうかね。。。
1.【兆候-勃発】
忘れもしない、8月12日の夕げの最中。
それはそれこそそれなりにそこはかとなくそこしれないそこそこどころかどんどこどんな(もう訳わからん)、ともかく、突如としてやってきた。。
――ガリッ!!
(ん・・・・・・?)
ツナコーンサラダを租借してた時、鈍い音が鳴り、同時に左奥歯に違和感を感じ、そして――。
(!? ッ!! い、痛・・・・・・痛いっ!!!)
口内に痛みがじわじわと広がる。なんていうか左側全体が痛い。もうなんていうか痛い。
(ち、鎮静剤を飲めば・・・・・・)
市販の薬を慌てて飲むも、一向に良くならない。間隔を置いて現れては消える痛覚のさざなみ。
(明日、歯医者に行こう)
この時――第一次歯医者戦記の幕が上がったのであった。。
2.【出頭-開戦】
少し前に友人から関西で名うての歯医者を紹介してもらっていたのだが、朝方目覚めて多少マシになっていたとはいえ、鈍痛は治まっていなかった。
なので、一刻も早く痛みを止めたかった為、地元の歯科医へと早足で向かう私。。
お盆期間な事もあり休みを危惧していたものの、幸い営業はしていたようで、ひとまず安堵し、診察してもらうことに。
「本日はどうなされましたか?」
受付女性が、あどけない笑顔で尋ねてきたので、
「まるで奥歯に猫の死体が放置されて蛆虫とかその他諸々が湧いて蠢いているぐらいに痛いので何とかしてください」
と、思ったままに症状を訴え、ドン引きしながらカルテを回す彼女を尻目に待ち続け、ようやく自分の番が来る。
治療の前にどこがどう痛いかを主治医に尋問され、NASAとかにありそうな凄い機械(なんか回りをぐるぐるするデカい奴)でレントゲンを撮ったりし、結果から言うと、
「親知らずが3箇所と、その他ヤバ気な所がたくさんあるので一つづつ治していきますね」
(えぇ・・・・・・一回きりじゃ終んないのか)
3.【選択-恐怖】
そしてどこの歯から治療するのかという話になり、左をなんとかして欲しいと言った所、
「今の痛みの原因、正直上か下かどちらか判断しかねます。どうしますか?一気に両方は流石に負担がかかり過ぎるので、まずはどちらか一方だけが良いと思うのですが・・・・・・」
上か下か――いわゆる2択である。
期待値でいけば50%。
かつて、政宗2やエウレカやアクエリオンで幾度なく謎当てを発揮してきたエスパーの使い手であるクランにとって、それはあまりにヌル過ぎる質問だった。
「あ、じゃあ下でお願いします」
この1/2を選び、決定した所為で生じた惨事は後に記すとして、ともあれ治療開始である。
「では先に麻酔打ちますね~」
ぶすッツ!じく・・・・・・じくじく・・・・・・じくじくじくじく・・・・・・
(痛い痛い痛い痛い!!!!)
等間隔に電流を流されるような、えもいわれぬ痛みに悶えるも、なんとか終る。
「じゃあ抜いていきますね~」
ぐりぐりぐり・・・・・・ガッ!!ゴッ!!ガンッ!!!
「!?!?!?! ひッ、ひひゃ・・・・・・!!」
「え? 痛いんですか? じゃあもう一度麻酔打ちましょうか。ちょっと待ってくださいね~」
(また電流が・・・・・・あぁあぁ)
そしてまぁなんとか抜くに至ったのであった。サムネの左下にある奴がそれである。。
4.【襲撃-絶叫】
下の親知らずを抜歯した後、帰宅。
どうやら歯を抜いた後は最低でも3時間は飲食禁止らしかったので、とりあえず横になりながらゴロゴロと過ごす。
が、しかし50分後――悲劇が開始される。
(・・・・・・あ? ――――あぁっ!!? あが、ガガガ・・・・・・!!!)
麻酔が切れたからだろうか、とにもかくにも、
尋常ならざる激痛
比喩表現でもなんでもなく、文字通りのた打ち回るほどの、痛み・痛み・痛み。。
冷やしても、歯を磨いても、うがいをしても、薬を飲んでも、何をしても効き目がなく、等加速で増してゆく激痛の嵐。。
文章力が無いので諸兄らに伝わるかはどうか分からないながらも描写をするならば、歯という歯の内側を触手を持つ冒涜的な生物が所構わず神経系を不規則且つ理不尽な殴打で蹂躙するが如し。
パーキンソン病を患ったかのように、左半面が痛みで動かなくなる。いっそ殺してくれと嘆願し、30余年生きながらえてきた中で2~3番目に酷い、拷問が如き痛群に身悶える。
今すぐにでも歯医者に罹ろうと思ったが、ここで私は最後の手段に出た――。
5.【気絶-鎮圧】
はてなの規則に抵触する恐れがある為つまびらかには書けないが、二進も三進もいかなくなった私は、眠ることで痛みを和らげる事にした。
凡そ30分の間で、既にロキソニン(痛み止め)を4錠も服用していることもあったが、それでも一向にマシにならない。
ならば意識をシャット・ダウンしてやれば良いと考えたのだ。
しかし痛覚が過敏になっている為、通常の方法では眠りには至れない。
なので私は、強制的に気絶するある手法を試みた。
※10年前くらいにはやったあのゲームの応用方法。
――右手親指と人差し指を××にあてがい、仰向けになって×××をした後、一気に××の空気を×分間かけて××する――
6.【再赴-無常】
随分長いこと、それこそ死んだように眠っていたようであったが、時計をみればわずか40分足らず。
両目をあけて、上半身を起こした所で、ようやく痛みが微弱になっている状況を理解し、一息つくことが出来た。
乗り越えてみればなんてことはなかったのだけれども、それでもまた何か口を入れて租借することによって痛みがブリ返すことに対して過剰過ぎるほどの恐怖を覚えていた私は、結局この日と次の日の昼過ぎまで水以外の何も口にする事無く、再び歯医者へと向かったのであった。
左側の上の歯の治療。相変わらず麻酔はビリビリしたけど、今回は抜く事無くがりがりした後に紫っぽい液体を注入され、追加の痛み止めももらい、昨日みたいな激痛は感じることは無かった――。
終わりに。
・・・・・・いや、『――終らない』つってんのに『終わりに。』っておかしくない?(書いた張本人が言うな
なんにせよですね、今回学んだこととしては、
「死んだフリ」が有効
って事です。。
死んでいれば痛みなんて感じないのですから。
フリなんでしょうけど、迫真の思い込みでもって乗り越えることが大切なのです。
本日もお時間をいただき、ありがとうございました。